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マクソンドライブで登る

高電圧マストをよじ登ることのできるロボットなら、定期点検作業もとても簡単です。目のくらむような高さへ、あるいは狭いケーブル管の中へ。高性能マクソンドライブ搭載の自律型ロボットがたどりつけない場所はほとんどありません。

高電圧マストの下にいる組立工員が上を見上げている場面を想像してください。今、緊急に整備を行う必要があります。一昔前なら、マストをよじ登るのに一苦労したところですが、今ではちがいます。タブレット端末を取り出して、高電圧マストに取り付けられたレールをゆっくりと上へ走行する小型ロボットを制御するだけでいいのです。このロボットには方向転換可能なカメラが搭載され、タブレット端末に画像や動画をリアルタイムで提供します。このため、組立工員にはすぐに問題点が分かり、問題解決に取り組むことができるのです。ロボットの用途に適しているのは高電圧マストだけではありません。ケーブル坑、風力発電施設や様々な建物内での消火活動にもこのロボットは威力を発揮します。ロボットには消火器カートリッジが装備されており、消火ロボットとしてパトロールを行うと同時に、火災を自動的に検知し消火することができるようになっています。

チューリッヒのエンジニアリング企業HighStep Systems AGが開発したロボットHSS Robo IIによって、組立工員の日常業務の負担は軽減されました。HighStep Roboは垂直または水平なレールの上を電動走行します。このロボットには実に多くの用途があります。高電圧マストの監視とモニタリングは、それらのうちのほんの2つにすぎません。HighStepレールが敷かれている限り、このロボットはほとんどすべての場所に到達できるのです。たとえそれが、目のくらむような高さや、狭いケーブル管の中であってもです。内蔵の制御モジュールにより、ロボットは遠隔操作または自律操作で様々なタスクを実行します。制御はブラウザを介して行い、PC、タブレットやスマートフォンなど、すべての端末に対応します。バッテリーによる電力供給で、最高1時間半の稼働が可能です。またロボットには、様々なセンサが装備されており、バッテリー残量のチェックや衝突防止なども行います。

四輪を動かす、強力なドライブシステム
このロボットを駆動するのは、プラネタリギアヘッドと組み合わされた、2つの150 WのマクソンRE 40モータです。この高性能モータのおかげで、このロボットは最大60 kgの荷物を運ぶことができます。マクソンREモータは効率90%超を誇る、エネルギー効率に優れたDCモータです。このブラシ付きモータにはコアレス巻線とネオジム磁石が使用されており、超小型でありながら最大のパフォーマンスを実現します。モータの正確な制御には、サーボコントローラESCON 50/5が一役買っています。この高性能制御装置は、USB対応のグラフィカルユーザインターフェース「ESCON Studio」を用いて設定することができ、エンドユーザにとって非常に使いやすくなっています。

 © maxon motor ag

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