マクソンでのんびりゴルフ

ゴルフ場によっては、ホールとホールが離れていることもあります。香港付近の中国の深圳市にある世界最大のゴルフリゾート「ミッション・ヒルズ」にはホールが216もあります（ミッション・ヒルズ・クラブ）。さらに極端な例もあります。例えば、オーストラリアのアウトバックのナラボー平原にある、一風変わった「ゴルフ場」。1番ホールと18番ホールの間の距離が1,365キロ、各ホール間の距離が平均して80キロもあります。その驚くべき距離により「ナラボー・リンクス」は世界最長のゴルフ場となりました。また、モータつきカートによりスイスのクラン・モンタナのような標高1,500メートルの絶景地のゴルフ場でも、プレーが楽になります。

次のコースにたどり着くのに何キロも移動する必要がないとしても、モータつきのカートがあればゴルフバッグの運搬は大いに助かります。ゴルフバッグは、クラブをフルセット入れればですぐに重くなってしまうからです。電動カートはドイツ・ヘッセン州の都市リンブルク・アン・デア・ラーンのJutec社などの企業によって開発・製造されました。1980年以来この会社は、世界中の産業や手工業に用いられるチューブベンディングシステムを開発・生産しています。会社の創業者ヴェルナー・ユングマン氏は自身も熱心なゴルフプレーヤーですが、チューブベンディング技術を用いて、80年代の終わり頃から小型でエレガント、かつ分解可能な、3本スポークホイールつきのゴルフカートを製造し続けています。この製品に続いて登場したのが、JuCadオリジナルデザインによるステンレス製の最初の電動カートです。このカートではモータが隠れて見えないようになっており、小さなバッテリシステムもまたゴルフバッグ後部の見えないところに収納されました。2003年にはJutec社は他社に先駆けて、電動カートにリチウムバッテリを使用し始めており、それ以来、世界の電動カート市場に変革が起こっています。2008年以降は、JuCadデザインのカートを非常に強固な最新のカーボン素材で製造しています。

その好例はCarbon Driveカートです。100パーセントカーボン製のフレームでできたこのCarbon Driveは、電動カートの中では5.5キロとライト級で、それにもかかわらず、どんなに重いバッグでも乗せることができます。プレイが終われば、簡単にカートをコンパクトに折りたたんで持ち運ぶことができます。

軽量の電動カートに使用されるのはカーボンだけではありません。JuCadはカート用に、同じく軽量である高級素材チタンも使用しています。チタン製のJuCad Drive SL Travel eX2の2輪車モデルでは、重さは5キロ以下ですが、この軽量化を実現した原因の1つに、モータ軸がさらに小さくなったことが挙げられます。これによってモータなしのカートと同じくらいスリムになり、特別に開発された高性能モータでパワーアップし、ゴルフ場でその威力を発揮します。JuCad電動カートの全モデルには、フリーホイール、プリセット自動前方走行機能（距離10-20-30 m）および電動モータブレーキ（クルーズコントロール）が備わっており、モータへの電源は、内蔵の高機能リチウムバッテリを通じて供給されています。

強力なモータで静かに駆動
モータつきカートの開発当初からすでに、JuCadではマクソン製のモータが使用されていました。力強いトラクションドライブは傾斜の多いゴルフ場でもその性能を発揮します。特に重要なのは、これらのモータが非常に静かに、かつ正確に働くことです。またモータの電力密度と高い効率も決定的な役割を果たしています。そのための前提条件をすべて満たしているのが、エネルギー効率の高いマクソンのDC REモータです。使用されているマクソン RE 35モータは効率が90パーセント以上です。REモータは高性能の永久磁石を内蔵しており、コギングトルクのない動作を保証するコアレス巻線システムを備えています。JuCad電動カートの動力となるのは、カートの軸にある2個のマクソンであり、無段式のグリップを軽くひねるだけでカートは動き出します。駆動装置が最大限スムーズに回転するよう、モータ軸はカスタマ仕様ではめ合わされています。

電動カートは多くのゴルフ愛好家にとっての大きな助けとなり、筋肉の疲労を抑えることでプレイの質を向上させることができます。また、リモコンを使えばJuCadカートの操作はさらに簡単になり、プレイに100パーセント集中することができるのです。

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