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マクソンのモータで、はいチーズ

プロ、アマチュアを問わず、見事なまでに鮮明な写真を撮る。これを可能にするのがデジタル一眼レフカメラです。必要となるのは撮影技術だけではありません。カメラ内部の技術もまた重要な役割を担います。マクソンの駆動システムで、瞬時に撮影をすることが可能になります。

カメラメーカーLeica社の提供するLeica S-Systemでは、デジタル写真撮影が必要とする機能を独自に組み合わせたものが用いられています。このシリーズでは、中判カメラの画質に、35mm判カメラの手軽さやスピードや柔軟性といった長所が組み合わされています。Leica S-System の交換レンズには、オートフォーカスを完全に制御する専用プロセッサが搭載されています。また、Leica S-System の交換レンズには、フラッシュ撮影の自由度を極限まで高めるセントラルシャッターを内蔵した仕様もあります。セントラルシャッターおよびカメラに内蔵されたフォーカルプレーンシャッターは、シャッター構造原理として最も広く普及しています。通常、セントラルシャッターは交換レンズ内部の2つのレンズ群に挟まれて中央部に組み込まれています。セントラルシャッターには光軸を中心にして複数のシャッター羽根があり、カメラのシャッターを切ると、シャッター羽根が同時に光軸から即座に離れ、センサに光線があたる仕組みになっています。

一眼レフカメラでは、シャッターを切るとまずセントラルシャッターが閉じます。これは、すべての画像設定がすでにシャッター開放の状態で行われているためです。次にミラーがはね上がり、露光中レンズシャッターが再び開いたのち、またすぐに閉まります。続いてミラーが光路に振り戻ると、再びシャッターが開きます。このようなハイテクを駆使しているセントラルシャッターですが、スプリングを用いて効率的にエネルギーを蓄えるという、オーソドックスな技術を用いています。また、スプリング巻き上げの原理により、非常にコンパクトな設計構造となっています。

コンパクトな高トルクモータ

精密オーバーランニング・クラッチを装備したカスタムメイドのマクソンは、セントラルシャッターのスプリングを伸ばし、シャッターを切るとスプリングのエネルギーがシャッター羽根を作動させます。特別な構造によって、シャッター羽根が開閉時に反動で跳ね上がらないようになっています。マイクロプロセッサにより制御されたラチェット機構が、2つの電磁プランジャーを介してシャッター動作を制御しています。

マクソンのモータギアヘッドユニットは、セントラルシャッターを作動させるためのエネルギーを蓄える3つのスプリングを巻く役目を果たしています。基本モータとして用いられているのはマクソン A-max 12です。また、使用されるギアヘッドは新規開発製品であり、使用可能なスペースに応じてサイズが調整されています。これは、Leica 社の交換レンズに組み込むセントラルシャッターのモータギアヘッドを開発するにあたり、特に困難な課題でした。なぜなら、セントラルシャッターの歯車に冠歯車を組み合わせて直角に動力を伝達し 10 万回以上シャッターを切っても寿命が切れないというだけではなく、非常にコンパクトで高密閉性の特別仕様のギアヘッドを開発する必要があったからです。

 © maxon motor ag

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