厳しい要件にも対応するモーションコントローラアプリケーションの実現、および多軸システム向けの高度なダイナミックドライブ同期機能には、zub machine control AGから受け継ぐ技術的優位性が反映されています。2017年末よりmaxon groupのメンバーに加わったzubにより、50年にわたる位置制御ユニット分野におけるmaxonの実績および知識がさらに充足されることとなりました。
多軸モーションコントローラは任意のプログラミングが可能で、出力段装備または非装備仕様で提供されています。MACSコントローラは、多軸位置決め/同期化、キネマティクス制御に至るまで、複雑なタスクに対応することができます。ライセンスフリーのオートメーションソフトウェアApossIDE (C言語) により、必要とされる柔軟性が確保されます。正確なデータ記録を実現するスマートオシロスコープ、グラフィック形式の軌道カーブエディタおよび階層型ステートマシンは、ApossIDEが提供する様々な機能のほんの一部にすぎません。現在、使用可能なインターフェースはEtherCAT、Ethernet、CANopenです。
MACSデバイスは主に、デバイス / プラント / 機械製造分野におけるお客様固有のコントローラソリューションとして用いられています。これらのコンパクトな制御ユニットは、モバイルデバイスや軽量ロボット工学アプリケーションにも採用されています。
ご要望に応じてプロジェクトの事前調査からコミッショニングに至るまで、有能なエンジニアがお客様をサポートいたします。固有アプリケーション用途に対応するハードウェアやソフトウェア、コンサルティング/開発サービスに至るまで:zub machine control AGは、お客様のニーズに対応したアプリケーション固有のソリューションを提供いたします。
当社のモーションコントローラが使用されているアプリケーション事例
インテリジェントなテーラーメードの制御電子機器
ApossIDE – 任意のプログラミングのためのライセンス
ApossIDE (Integrated Development Environment)は包括的なライセンスフリーの自動化ソフトウェアとして、すべてのzub多軸コントローラのアプリケーションに関連するプログラミングを可能にしています。このツールは、すべてのMACSデバイスのモーションコントロール機能のプログラミング、テスト、デバッグに使用されます。広く普及しているC言語と類似しているため、ApossIDEのシンタックスは容易に学習可能です。ApossIDEはドライブソリューションの効果的なプログラミングをサポートすると共に、ヘビーデューティのコマンド拡張も行っています。非常に複雑な位置決めおよび同期の機能でさえ、シンプルなコマンドで解決することができます。

これらのコマンドはバックグラウンドタスクとして完全自動で作動します。典型的なPLCシステムとは対照的に、割り込み機能によって迅速なリアルタイムでの反応が可能になっています。これらはサイクルタイムとは関係なく、ファームウェア内で直接処理されます。MACSコントローラをApossIDE開発環境と併せて使用することで、大きな付加価値をユーザーにご提供いたします。ApossIDEを使えば、すべてのMACSコンポーネントを任意かつ柔軟にプログラミングできます。このため、アプリケーションが要求する移動プロファイルに合わせて正確にドライブを実行することも可能となっています。より迅速に結果を出し開発時間を大幅に節約することで、競争力に決定的な差をつけることができます。

ステートマシンによる構造化された作業:
包括的なソフトウェアシステムの開発には、構造化されたモジュール式のアプローチが必要となります。サブシステムやシステム環境に適した、コンポーネントやインターフェースを始めとするシステム構造が必要不可欠です。ApossIDEは、階層式ステートマシンを使用したプログラムの可能性の作成を提供します。包括的なアプリケーションは、構造的で分かり易く、メインテナンス可能な仕様に開発できます。複数のステートマシンを同時に読み出し実行することができます。
ApossIDE 自動化ソフトウェアのダウンロード: Downloads/Sofware/Firmware
