maxonが外から見えない軽量なe-bikeシステムを発売

NASAのヘリコプターに搭載されて火星を飛行したmaxonのドライブが、今度は自転車を駆動します。何年にも及ぶ開発の末、maxonはミッドマウントモータ、内蔵バッテリー、操作ユニットから構成されるBIKEDRIVE Airを発表しました。外からは全く見えない設計と軽量さが特徴のe-bikeシステムです。このシステムを搭載すれば、超軽量のロードレーサー、グラベルバイク、アーバンバイク、MTBが実現します。BIKEDRIVE Airを採用した最初のe-bikeは、今年中に市場に登場する予定です。

e-bikeは、今では市街地、郊外、山間部を問わず利用者が増加しています。しかし、既存のシステムの多くは、強力なパワーを備えてはいるものの、重くてハンドリングが鈍くなることが難点でした。maxonはこの状況を変えたいと考え、バッテリーを含めた重量をわずか3.5 kgに抑えたBIKEDRIVE Airを発表しました。自転車メーカーはこのe-bikeシステムをスタイリッシュなフレームにそのまま組み込むことができます。このシステムはコンパクトな設計であるため、ロードレーサー、グラベルバイク、アーバンバイク、キッズバイク、マウンテンバイクなど、さまざまなバイクのフレーム構造に組み込むことができます。そうすれば、11 kg未満のeロードレーサー、16 kg未満のeMTBトレイルフリーの実現も可能です。


このBIKEDRIVE Airシステムには、maxonがこれまで培ってきた電動モータ、ギアヘッド、電子回路の開発および製造の60年の経験が活かされています。その心臓部となるのがe-bikeミッドマウントモータです。30 Nmのトルクを発揮するこのモータによって、ライダーは俊敏で自然なフィーリングのアシストを得ることができます。その裏にあるのはmaxon独自のフリーホイール技術です。この技術によって、必要な場合にのみライダーを追い風のようにアシストします。


追加のバッテリーで航続距離を2倍に
このe-bikeのドライブは外からはほとんど見えません。このバイクが電動アシスト式であることを示すのは、トップチューブにわずかに見える操作ユニットだけです。250 Whの付属バッテリーもダウンチューブに完全に組み込まれています。また、要望に応じてバッテリーを追加すると、航続距離を2倍に伸ばせます。


ライダーはe-bikeのサポートレベルを個別に調整することができるほか、あらゆる重要なデータをいつでも利用できます。maxonはそのために「maxon Connect」という専用アプリを開発しました。ANT+やBluetooth (BLE)を使えば、Garmin、Sigma、o-synceなどの他のデバイスにも簡単に接続できます。また、販売店向けに使いやすいサービスアプリも用意されています。
 

BIKEDRIVE Airシステムは、世界中の自転車メーカー限定で今年の夏から販売が開始されます。これに向けてmaxonでは、メーカーからの相談を受け付けています。最初のパートナーとなる自転車メーカーはすでにこのドライブを新しい製品シリーズに採用しており、今年中には市場に登場する予定です。

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