maxon がロボットドライブシステムにダイナミクスをもたらします

maxon が新しいBLDC モータを発表します。このモータは対応のエンコーダを搭載したフレームレス仕様となっており、ダイナミックなアプリケーションにおいてとりわけその真価を発揮します。同時に ECX フラットモータの最新シリーズも発表します。こちらはロボット工学分野における多種多様なアプリケーション向けのモータとなっています。狭いスペースで工夫を強いられる設計エンジニア向けのソリューションが、複数同時に市場に登場することとなります。

成長を続ける市場が突きつけるダイナミック性、コンパクトな形状、出力密度といった特性への要求に応えるためには、革新的なモータコンセプトが欠かせません。その点、maxon が発表した EC frameless DT は、その高い性能でひとつの解決策を提示しています。DT50 モデルは動的なアプリケーション向けに特別開発された新シリーズの先駆けとなる製品です。このブラシレスモータはフレームレス仕様となっているため、設計エンジニアは驚くほど簡単にこれを多種多様な用途に使用することができ、速度が劇的に変化する局面で特にその真価を発揮します。そのため、協働ロボットや外骨格システムなどに最適です。EC frameless DT50 はいざ組み込まれると、定格回転数が 4000 rpm の場合、 500 mNm を超えるトルクを軽々と達成します。このような高性能であるにもかかわらず、ステータの外径はわずか 50 mm です。さらに、最新式の巻線技術により28 mm の大型中空軸や、モータの長さを短縮することにも成功しています。
 

EC frameless DT50 と TSX-MAG エンコーダを組み合わせることにより高性能システムが完成します。このエンコーダは直接モータ軸に取り付けない(非軸端配置)貫通軸(スルーシャフト)タイプです。そのため、より自由な設計・デザインが可能となります。エンコーダはホール信号やインクリメンタル信号を生成でき、ベクトル制御も可能となっています。その他の TSX-MAG バージョンや追加のドライブシステムもまもなく発売予定です。


高トルクのアウターロータ型モータ
maxon が BLDC モータの新製品となるECX flatシリーズを発表します。このアウターロータ型モータはオンラインでカスタマイズ可能です。また、特殊な巻線テクノロジーとセグメント磁石により、性能を最大限に発揮できるよう最適化されています。重量とサイズに対し唯一無二のトルクの比率を実現しているこのユニークなモータは、UAV(無人航空機)やロボット工学分野のアプリケーションにぴったりです。このコア付きモータの直径は22 mm、32 mm、42 mmで、それぞれショートバージョン、ロングバージョンでお求めいただけます。なお、ショートバージョンでの長さはわずか 14 mm、16 mm、21 mm です。このためこれらの BLDC モータは、高トルクが欠かせない小型ドライブソリューションに最適な存在となっています。さらにまた、どのバージョンもエンコーダ内蔵、あるいは位置制御ユニット内蔵のドライブシステムとしてもお求めいただけるようになる予定です。


2021 年 11 月 23 日~25 日にニュルンベルクで開催される PLC 見本市では、maxon の新製品をご紹介します。興味をお持ちの方はぜひ弊社ブースにお立ち寄りください:ホール 1、ブース 224

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